hyper winch

 ABUではない。。3月1日にカルカッタコンクエスト200が届いて、とりあえず糸巻いて使ってみた。まあ、最新のカルカッタコンクエストが最良のカルカッタコンクエストってことで。

 ……旧カルコン使ったこと無いけどな! 手近にある12アンタレスHGと比較すると、実釣以前に、12アンタレスが出た時、その無負荷回転時のフィーリングは、既存のベイトリールのドラグを完全に緩めてスプール押えて回した時の様(ドライブギヤとピニオンが回らずタッチ感が無い)だと言われていたけれど。14カルコンは更に上で、12アンタレスのスプール外した時より滑らかに回る。当然14カルコンのスプール無しの空回しは更に異次元で将にハンドル以外何も回っていない感じ。雑味なし!そんなもん実釣には関係ねーとか思われがちだけど、そういうところからだと思うよ。X-SHIP以前のシマノベイトリールはスプール無しでは上手く回らなかったわけだし。
 大径スプールになって、スプール自体はエッジとかかなり薄くて軽い。溝の深さは計るの忘れたけど空スプールの径は12アンタレスと同じくらい。しかし糸を一杯に巻くとスピンアップが重いわけで、それはスペック通り。
 あと、思ったよりもコンパクトで、とても3号PEを150m巻く容量のリールとは思えない(結果として巻きすぎたけど)。パーミング側がコンパクトなのは見ての通りで高さが低い上に前後に短いことはパーミングの可能性を広げる気がする。そのかわり指がレベルワインドに当る。
 他は、クラッチか。分解してないからパーツリストで見ると、12アンタレス以降の新規モデルについてる、クラッチツメを上下で支持して、クラッチプレートとクラッチカムが嵌合する方式になってるんだけど、クラッチの切る動作が若干重い。新品だからバネが固いとかかも知れないけど現状ではメタマグより重いので一回組み直してみてだね。
 どっちでも良いけど、リールフットのステッカーは「SHIMANO MA-S」。

 そんなこんなで使ってみて、悪いところ特にないんだけど、多少気になるのは、重心が結構ハンドル寄りなところくらいか。これはパーミングとハンドルの持ち方で解決出来るけど、本体Aとフレームで層になるので重くて、合わせ面あたりに左右の重心が来る。
 例の透明なプラスチックの部品、パーツリストでは本体固定板銘版だけど、これは本体A側を軽量化するための策なのかも。
 ブレーキダイヤルとカムレバーの操作がし辛いのは指が太い所為。それと、ハンドルがやたら張り出してるんだけど、クランクハンドルで上手く誤摩化してる。個人的にはもっとクラッチレバーに近い方が良い。
 巻いた感じはもっと魚掛けてみないとよく分かんないけど、メタマグのカサカサ感とは違う方向で感度が高いのは実感出来た。
 とりあえずこれメインで行けるからしばらく使ってみる。本格的に12アンタレスの出番が無い。